昨日は母の十三回忌でした。 12年前、命をかけて、一票は命そのものだということを教えてくれました。

昨日は母の十三回忌でした。
12年前、命をかけて、一票は命そのものだということを教えてくれました。
2009年の夏、衆院選の最終盤、志賀町富来の前浜から街宣をスタートすべく現地へ向かっている時に兄から電話が入り、すすり泣く声で全てを察しました。
お通夜と総決起集会、葬儀と選挙戦最終日遊説のどちらをとるか。返事のない母を前に家族で話し合い、結論を出しました。
選挙戦に全ての力を注ぐことこそが母の想いであり、ご支援頂いている方へもあるべき姿勢である。
心千切れ足元に力の入らない中、マイクを持ち走り続けた3日間は政治家を志す者の最初の試練だったと思います。
前年の秋に検査を受け、末期ガンの宣告。余命は翌年春すぎ。でも春をすぎても頑張ってくれました。
8月18日が公示日。19日には病院から抜け出て期日前投票を済ませたことを、電話で精一杯の声で名前を書けて嬉しかったことを伝えてくれました。もうやることはないとも。
その8日後が命日となり、30日の投開票日をむかえることは出来なく、初当選の万歳は遺影としてでした。
母が教えてくれたことは一票は命そのものであること。命を託されることの重みと責任とありがたさを常に思い続けなければいけないことです。
最初の選挙は100,832票、次は62,543票、64,940票、前回が78,306人。全てに命があります。
故郷に戻り政治活動を始め14年。出逢いのありがたさがあればあるだけ悲しい別れもやってきています。
命の一票と、もう投じることは出来ないけれども託された想い。
産んでくれた母への感謝と、最期に教えてくれたことを胸に、これからも活動を続けていきます。
お母さん
ありがとう