・郵政改革特別委員打ち合わせ
・郵政改革特別委員会
今日は参考人質疑。
檜原(ひのはら)村の坂本村長の言葉
「私は2005年の小泉郵政改革を支持した一人。ただしかし、失敗だったと思っている。」
この言葉に凝縮されていると思います。
・がれき処理推進議連
議連には入っていないものの議論には参加。
石巻市亀山市長の「ほんの少しだけでもいいから、各自治体でがれきを処理して欲しい。」
切実な訴えです。
私も野村證券時代に仙台支店に3年半居ました。
引き継ぎの半分は石巻のお客様。
石巻に行かない週はありませんでした。
蛇田に日和公園に港の倉庫団地に日本製紙の工場。一人で、またはお客様と、そして家族といたその風景が様々な場面が思い出されます。
そして、昨年3月末にお邪魔した時に変わり果てた石巻に胸がつぶれる思いがしました。
それが今はがれきが復旧の邪魔をしている。
「ほんの少しでも」
の市長の言葉にあらためて胸が締め付けられる思いです。
がれきは全国で広く受け入れて欲しい。ただし、受け入れに反発が強い地域もある。だから、受け入れてもいいという地域を可能な限り探し、がれき処理を進めていきたい。
これが私の思いです。
その中で、
情報を伝えきれていないという思いも持っています。
よくいただくご意見の中で、
がれきは被災地で施設をつくって処理すればいい。
仕事になるから他に持って行ってもらっては困ると言っている町長もいる。わざわざお金をかけて持っていく必要はない。
というものがあります。
この点では、
岩手、宮城の両県での焼却処理能力は年間150万トン。
仮設の焼却施設24基(20基は建設中)の処理能力は100万トン。
沿岸被災地域ではがれきの一次保管施設、二次保管施設に加えて、仮設の焼却施設もこれだけも建設されてきています。これらの存在そのものが物理的、そして心理的に復興の邪魔になっています。
そして、
仕事になるからという自治体の海岸線は極めて短く、がれき量も周辺自治体と比べて極めて少ないという事実。さらには、今回の広域処理は「自分たちで処理しきれないから何とかして欲しい」という自治体からのもので、なにも自分たちで処理することが出来るという地域のがれきを「奪い取る」ものではないこと。
これらのことが伝わっていないと感じます。
そしてもちろん、政府の示す数値に信頼がおけない、というご指摘は甘んじて受けなければと思います。
信用されていないのに、信じてくれ。
これは無理な相談だとも思います。
だからこそ、
事実は事実としてお伝えしていきながら、
それでも反対だという地域には無理強いはせずに、
信じて受け入れよう、という地域を探していくことが重要です。
・懇談会2件