現在進行形を止めろ!
7時前に直広と東京を出発。今回は一川参議の車を借りました。途中にGW渋滞に巻き込まれながらも10時にいわき市に到着。知人と広野町の職員の方と合流し、広野町へ。
福島県広野町は福島第一原発から20キロ以上30キロ以上にすっぽりと入る自治体で、いわき市の北隣です。町の判断で3月12日に役場ごと自主避難をしました。
打ち合わせを本来の役場で行い現地へ。国交省と農水省の縦割りの影響で整備がされていなかった護岸工事の境目をついて津波が家々を破壊した実態。わずか10数メートルのために、尊い命が奪われてしまいました。
下水処理場と近くの防潮提の位置関係を確認。町民の皆様が町に戻るために双方の早急な修繕が必要です。
いわき市平地区の福島高専避難所へ。その前に保健所で放射線スクリーニング。他地域の電力会社の皆さんが応援で来られていました。ありがとうございます。結果は全く心配のいらない水準。いくら口で大丈夫だと言われても、実際に数値を見ると安心します。
福島高専避難所は広野町の方のみで
最大時で120名、現在は60名弱の方々入られています。
皆様の最も強い要望は、泥棒対策をしっかりして!というものでした。復興なんて言う前に現在進行形の被害を止めてくれ。
ごもっともです。窓ガラスが割られた家にパトカーが来ているところも目にしましたが、当然泥棒はその場
にいません。何軒も何軒も泥棒に入られてしまっています。窓ガラスに石を当てて割り、誰も出てこないことを確認して犯行に及ぶようです。検問の実施等さらなる対策が必要です。
働く場と避難場所のジレンマも伺い、事は簡単ではないと実感させられます。
夜に広野町に戻り、知人宅泊。