(12/6)先日オープンした「とうげマルシェ」へ。輪島市門前町道下(とうげ)地区は18年前の能登半島沖地震で最も大きな被害を受け、3割以上の家屋が全壊となりました。そして今回の震災では、前回の地震で新しく建て直さなかった家以外は半壊以上で解体せざるを得ない家がほとんどという大変厳しい被害でした。

その中でも、避難所を訪れる度に運営の皆さんの士気は高く、「いつの日か店をつくる」と。
仮設住宅への入居、避難所の解散式から1年と5ヶ月。
クラウドファンディング、補助金、そして自己資金など資金面、さらには視察や研修など各種努力を重ねてのオープン!

正直、周りは空き地が目立ちます。
でも、空き地だらけになったことを嘆くことよりも、空き地に希望の建物が建ったことを前向きに捉えたい。

食事を終えた近所の方が帰る際お店の方に
「お店を開いてくれてありがとう」。

これが答えなんだろうと思います。
私はかかわったわけではありませんが、
聞いていてうれしかったですし、救われた気がしました。