(9/19)視察4日目、イタリア②。

ローマ市を含むラツィオ州の市民保護局から。

市民がまずは自らを守ることを最初に据え、行政は予防、予測、啓発を進めていく。その上で予算。

ボランティア団体への基金も5段階のランクに応じて。平時も含め拠出。有給対応で州が企業にもお金を出す。

オペレーションルームの一列目5人はなんとボランティア。二列目は5つの県(ラツィオ州には5つの県がある)から1人ずつ。三列目は消防隊や警察で構成。皆さん一つの部屋、一つの塊。

日本でいえば県単位でここまでの人員と設備を整えるとは。だからこそ前線対応が早くなるのだろう。

発災時以降の対応は補完性の原則。市、州、国での対応の関係は日本よりも踏み込んでいる印象。

INGV(火山研究所)は1100人の研究者と技術者。国の機関ながらも予算は民間航空へのサービス提供等も含めEUや外部からも半分は調達。

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