(8/20)今月7日頃からの大雨被害について関係省庁からヒアリング。(珠洲、能登町、穴水、七尾)
特に能登の内浦側と七尾湾岸は昨年の震災で地盤沈下し、大潮も重なり広い地域で浸水被害を受けました。
港湾や漁港、背後が農地や家屋の海岸線など、地域の皆様も「長い海岸線。どこも酷い被害。簡単には直せないこともわかる。だから我慢はしないといけないことはわかっているし我慢しきているけど、どこまで我慢すればいいのか」「本当に直す気があるのか」と。今回の大雨が余計にその心配と苛立ちを増幅させたことは間違いありません。
まず確認出来たこと。
①昨年末に災害査定が終わり、今は調査段階の場所が多いがこれから入札、工事着手と進んでいく。(これから順次工事が本格化していく)
②応急対応はしてきてはいたが、今回はさらに必要だった。
③沈下した場所は復旧をする。場所によってはより高く。
課題は
①背後地が商業地や宅地の所は、地域の計画が出来上がらないとそもそも取り掛かることが出来ない場所もある。(→時間はかかる)
②復旧工事が数年で目処がつくにしても、今回のように途中の段階での災害は当然発生し得る。事前、事後の応急対策はこれで十分なのか検討は必要。
③応急も本復旧も事業者の数、余力、入札が順調に進むのか。
④情報提供。今がどの段階なのか等の時間軸を住民の皆様にご理解いただく。(行政も努力されていますが、伝達手段、頻度、トラブルなど本当に難しい課題です)
復旧復興は長い道のりです。
別の地域も含めて個別のご相談も複数件いただいています。
試練を皆様と乗り越えたいと思います。

