(1/12)孤立集落になっている輪島市鵠巣地区を訪問。海岸沿いを歩き即席の階段を登り降りで十数分。足場もかなり悪い。海岸浸食を防ぐ為に区長さん達や県職員の方とこの海岸沿いを歩いたのが14年前。今度は海面が下がった状態で。胸が痛いです。

小学校、公民館、寄り合い所で伺った一番は道路を早く通れるようにして欲しい。見通しをお伝えしました。
次は電気、灯油。
家を片付けるどころではないとの声も。
仮設住宅を早くそして近くにして欲しい。その為には鵠巣小学校のグランドが地理的にも最適だが輪島市の判断がどうなるか。遠くに造ると本当に人が戻ってこなくなる。過疎地の切実な声です。

携帯は自家発電機を動かす夜だけ繋がり、強い要請をいただきました。

鵠巣の手前まで行きは3時間40分(通常は1時間半)、帰りは2時間半でした。
「あんたの顔を見たら元気が出るし、この状況を見てもらわんなん!頼む。」
奥能登への自粛要請を度々お願いしてきた身として強く悩みましたが動くことにしました。
要請を聞いていただいた方、本当に申し訳ありません。

「自分達は政治に見られていないかと不安だった」「自粛要請はしょうがないけど、あんたは違うんやから他の所も行ってあげて」。
今まで来れなくて申し訳ありません、と言いながらも、鵠巣の方々の表情に救われました。
私は私の役割がある。
活動を切り替えます。