上戸で昼食、飯田で夜ご飯、先ほどは野々江の銭湯で体をさっぱりとしてきました。
珠洲市は着実に日常に戻ろうとしています。

正面玄関の窓ガラスが割れた民宿も被災当日からもずっと営業を続けています。

もちろん、まだ部屋を片付ける気持ちにならないからそのままや、という方もいらっしゃいますし、あるお店で商品の棚が開かない場面にも遭遇しました。給湯器が壊れて修理か買うか悩んでおられる一人暮らしの高齢女性からも相談を受けました。

電気屋さん、ガス屋さん、石材屋さん、配管工事の方も瓦屋さんも、皆さんの存在が地域の力であることをこのような時だからこそ実感します。
それぞれの小売店も前を向こうと努力されていました。
今は市役所の駐車場で書き込んでいますが、まだいくつもの灯りがついています。疲労もピークだと思いますが感謝しかありません。

「困ったことはないですか」と地場の信金職員の方もまわられていました。「貸し出しとかではなく、部屋がぐちゃぐちゃになって通帳が見付からない、こんなことでもいいんです。」とのこと。
地場の強さとありがたさはこんなとこだよな、と。

能登は人の繋がりが宝です。
今から帰ります。