通常国会閉会

私にとって初めての通常国会も後味の悪い閉会となりました。
最大野党が欠席する中での閉会審査。これがよくあることなのかは知りませんが、慣れてはいけません。
強行採決が多いとのご批判もあります。
ただし、この点についてはご理解いただきたいことがあります。
それは、民主党の国会運営が、いくらかは丁寧過ぎたもしくは狡猾でなかったからこのように見えてしまった、ということです。

「強行採決もどき」に見えてしまったパターンの代表的なものは、
①野党の筆頭理事に連絡が取れない。(1か月以上の時もありました。)
②連絡が取れないから理事懇が開けない。
③理事懇が開けないから、委員会も開けない。
④待てど暮らせど開けないから、委員長職権で委員会を開く。
⑤ここまで来るのに時間を浪費し、審議時間が短くなってしまい、野党より「審議不十分」との批判
⑥採決←ここが強行に見えてしまう。
⑥委員長職権での委員会開催と審議不十分なままでの採決はけしからん、ということで、委員長解任決議案が提出される。
⑦加えて大臣の不信任決議案の提出が出される。
⑧これらの採決でさらに時間が浪費され、他の日程がきつくなる。

野党が出てきてくれないからこそ、④のところを早めにアクションを起こしていれば、十分な時間が確保出来たのだと思いますし、丁寧に対処したことがかえってアダとなってしまいました。
しかし、「強行だ!」との主張も、動きをみてきたものからしてみれば、その主張こそが「強引(強行)だ!」と言いたくもなります。
そもそも、反対討論や委員長解任や大臣不信任の討論にしても、審議に出てきていない議員があれやこれや言うこと自体が、「資格なし」と言わざるを得ません。
国会は言論の府です。自分の意見を言いっぱなしではなく、耳を傾けて、それに対応して意見を述べていくからこそ、その中身もより充実したものになるはずですが、残念ながらそのような丁丁発止のやり取りは少なかったように感じます。
反対のための反対、が多くみられたところに、今の最大野党の限界がみられましたし、「押す引く」のタイミングが上手でなかったところに与党の「与党慣れ」していないところもみられた今国会でした。

そして実質、参院選スタートです。
早々に開かれるであろう臨時国会に「西原あきらさん」と臨むべく、頑張ります。
政治は変わりました。稚拙にそして空回りしているように見えるところもあるかもしれませんが、それでも国を良くしたい、地域を良くしたい、ただただその暑苦しく感じるまでの思いは誰にも負けません。ご支援をどうかよろしくお願いします。

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