(11/23)「準半壊の判定で困っている。家を見にきて欲しい。」
車を降り、1キロ近く徒歩で伺った先は、確かに「これで準半壊とは」と感じましたが、それ以上にその集落や家にたどり着くことそのものが極めて困難で、久しぶりに身の危険を感じました。
地震と豪雨でがけが崩れ、道路も無くなっている。どこから手を付けていいか分からないほどの状況。電気も水も使えない、けれども長期避難世帯に認定されていない。公費解体を申請している家屋があっても重機なども入れるはずもない。
集団移転も頭をよぎりましたが、集落の事情があるかもしれないし、私から切り出すのも失礼にあたるかもしれない。
半壊の壁問題のように被害認定調査や支援のあり方の見直しは当然必要です。
でも、今日伺った集落はまた別の次元だとも感じます。
同じようなところが他にもあるかもしれません。
どこかで答えを出さなければいけません。