事業仕分け第三弾終了
午前中は仕分け最終に向け最終調整。
本会議終了後、会場へ。
情報処理通信機構(IPA)と中小企業基盤整備機構の二つの独立法人の仕分け。
IPAは150億円、中小企業基盤整備機構は2000億円の国庫返納が決まりました。
先日の(財)塩事業センターでは400億円の国庫返納が確定しました。
今日は元仕分け人の田嶋政務官が経産省側に登場。相当に身構えましたが、結果は上記の通り。
正直、中小企業基盤整備機構は一週間前の視察では「2000億円は返さない」ことを前提に話をしてきていたので、私も「いかに返す必要があるか」を相当な準備をして「私の見せ場が来るな」と思っていたのですが、さすが元仕分け人。技をかける前に受身を取られたようなもので、私として出来ることは、「だから言ったでしょ」に近い指摘をするのみでした。ただ、個人的な見せ場がなくとも結果は結果。国民の財産を適切なところに取り戻すことが出来ました。
お盆明けからの3ヶ月にわたる事業仕分けが終わりました。
現時点での仕分けは無駄な事業を廃止することが中心となり、私自身も対象事業の方にとって嫌われ役の一翼を担ったことは間違いありません。ただ、無駄を無くして欲しいという数多くの方々の思いもまた担わせていただいたことは事実です。
限りある税金の適切な使い方を求める作業は本来であれば注目されるべきではありませんが、仕分けが注目されるということはそうでなかったことの裏返しでもあります。公開の場で行ったことも、「公開の場という衆人環視の力」が必要であり、本来は政治家がその代表でもありますから、あらためてその力を必要としないことも理想なのかもしれません。