(1/21)「海をつくってくれ」衝撃的な言葉でした。
港の入り口の堤防さえも足元から地表に出ています。
水面を引き上げることは不可能ですから、船を接岸する場所や堤防も数百メートル先にさらに作らなければいけません。
正直に申し上げました。
「珠洲からこの門前まで全てを同時に港を作り直すことは正直難しいです。漁業を再開しようという方の数や工事の早さや費用で順番が決まるのだと思います。」
政治は未来への、出来れば明るい展望を示すのが大事な役割です。
ただ一方で、いたずらに甘い見通しをのべるのも後で傷つけることにもなりかねません。
あの答えで本当によかったのか。寄り添っていたのか。
苦しいですが、やっぱり皆さんに漁業を再開して欲しいです。苦しい言葉を使いながらも、私の答え通りにならないよう立ち向かいたいです。
(本当は堤防などの写真をつければイメージしやすいと思います。写真は心苦しいですが撮ってはいます。でも、海岸の姿さえも今はまだ表に出すだけの気持ちにはなれませんので、ご理解いただければと思います。)