平成の楽市楽座
穴水町の海岸沿いの道からです。素晴らしい景色なのですが、カメラが・・・
今年は寒く、田植えが遅れているとのことです。 |
能登町、穴水町、七尾市、かほく市、七尾市訪問。
事業仕分けに関して、多くの方々から頑張れ!しっかりやれ!との声をいただきます。
それに対して、前回と比べて無駄の削減幅が少ない、パフォーマンスだ、との批判もマスコミの中にはあります。
「分かっていないな」というのが私の思い。
事業仕分けは今回は第二弾ですが、表面的なものだけではなく、中身も「第二弾」に入ってきています。
中身の第一弾は無駄の削減、第二弾は無駄な仕組みの削減。
私はこの無駄な仕組みの削減の一つを「平成の楽市楽座」と呼んでいます。
公益法人の中には「関税型資格ビジネス」を行っている天下り法人があります。
「関税型資格ビジネス」とは、資格を取得しないと仕事をさせない、取得のための試験料や受講料を受け取り、その多くが人件費に消えているというものです。
安全の確保や、作業の質を高めるための規制というよりは、規制(関所)をかけることにより、その受講料等(通行税)を受け取る。
今回の仕分け第二弾は天下りを無くす、無駄を省くというだけではなく、こういった関所を廃することにより民の負担を軽くし、かつ活性化を図るということも目的の一つです。
官官規制も同様です。中央官庁が地方自治体の動きを鈍くさせてしまっている。今回の公益法人仕分けの中でこういったことも見えてきています。地方主権の必要性もこの点からも強く感じさせられます。
小泉竹中改革は一方的な規制緩和により強きに利する、例えば動物園の檻を無くし、肉食獣にとってはしばらくの楽園を提供するようなものでした。
事業仕分け第二弾によって行われる規制緩和(仕組みの削減)は全く違います。自由競争をただ単に推し進めるというものではなく、古き強き権力者からの解放による「平成の楽市楽座」、経済活性化策と言えるものです。