学校統廃合問題
挨拶回りで現在進行形の要望を受けました。
七尾市の涛南(とうなん)中学の統廃合問題です。
問題点
①「あと一年半で廃校にする予定です」・・・唐突であり、住民の意思を反映しようという意思が無い。
②教育のためには適正な人数が必要。・・・涛南中学は全校44名ではあるが、成績は七尾市ではトップクラス。都市部の学習塾では少人数学級が売り物であるところもあるのに理由にはならない。
③学校は地域のシンボルでもあり、過疎化の進む能登半島では存在そのものが過疎化を食い止める防波堤。除雪や防災の優先順位の観点からも学校の存在は重要であり、避難場所としての存在意義も高い。
まだまだ問題点はありますが、書き並べると問題が拡散しますので大きく3つだけとりあげました。
これは涛南中学の問題だけはありません。石川3区、しいては全国の過疎地域共通の現在進行形の問題ではないでしょうか。そもそもが、民意が反映されていない。少ないところはしょうがないだろう、これでは地方は衰退の一途です。
「国政に携わるものが、地方の問題に口を出すな。」このような批判も当然出てくると思います。ただし、地方の集合体が国であることも事実です。地方の崩壊が国の崩壊にも繋がる。看過出来るはずがありません。